【1月14日 AFP】ダカールラリー(Dakar Rally 2009)の大会主催者は13日、同日に行われた二輪部門第10ステージ(コピアポからコピアポ、競争区間476キロメートル、総距離496キロメートル)でKTMのクリストバル・ゲレーロ(Cristobal Guerrero)が激しく落車し、意識不明であることを発表した。検査の結果、ゲレーロは生命の危機にさらされていることが分かった。

 ゲレーロは160キロメートル地点で落車し、コピアポの病院へ搬送され検査を受けた。大会主催者は「検査を終え、医師は意識不明であるとの見解を示している」と声明を発表している。

 落車事故の起きたアタクマ(Atacama)地域の公共医療サービスに従事するアナ・キローガ(Ana Quiroga)さんは、ゲレーロが脳浮腫を起こしていることを明かした。キローガさんは「脳浮腫となった場合、危機的な時間は最初の2、3時間です。今後の24時間は、彼の容態に関して非常に重要な時間です。まず初めに、彼を安定させなければなりません。彼は意識不明で、耳から多量に失血していました」と語っている。(c)AFP