【8月1日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)、インドGP(Indian Grand Prix)の運営者は31日、2014年大会の開催を見送ることを明らかにした。一方で、2015年には復帰する見込みであるという。

 インドモータースポーツ協会(The Federation of Mortor Sport Council of IndiaFMSCI)のビッキー・チャンドック(Vicky Chandhok)会長が語るところによると、2015年シーズンのF1スケジュール再編に伴い、2014年インドGPの中止が決まったという。

 しかしチャンドック会長は、2015年には復帰を目指しており、2011年から開催が始まったGPがインドから永久になくなることはないと話す。

 インドPTI通信(Press Trust of India)の取材に対し会長は、「2014年大会は確実に中止となった。今は2015年での開催復帰を計画している」と述べた。

 会長によると、FMSCIはF1事務局から、これまで10月に開催されていたインドGPの日程を、2015年から3月に変更したいとの要請を受けた。しかし2014年10月に大会を行った後、そのわずか5か月後の2015年3月に再び主催しなければいけないのは合理的ではないという結論に至ったという。

 FOA(Formula One Administration)のバーニー・エクレストン(Bernie Ecclestone)会長もまた、インドGPのスケジュール変更について認めている。

 インド紙タイムズ・オブ・インディア (Times of India)とのインタビューでエクレストン会長は、「インドのサーキットは素晴らしい。2014年にインドでGPができないことを、とても残念に思っている」と言う。

「しかしインドGPは2015年3月に復帰することで合意に至っている」

 2014年シーズンのF1大会スケジュールは9月に公表されることとなっており、今後オーストリア、ロシア、米国のニュージャージー(New Jersey)が新しく開催地の仲間入りをすると予定されている。

 今季のインドGPは10月27日に決勝が開催される。(c)AFP