ピレリ社、ドイツGPに向けてリヤタイヤを変更
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【7月3日 AFP】タイヤ供給メーカーのピレリ(Pirelli)社は2日、英国GP(British Grand Prix 2013)で同社製のタイヤが相次いで破裂したことを受けて、7日に決勝を迎えるドイツGP(German Grand Prix 2013)までに性能強化に取り組むことを発表した。
6月30日に行われた英国GP決勝ではメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)、トロ・ロッソ(Toro Rosso)のジャン・エリック・ベルニュ(Jean-Eric Vergne)、マクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)のセルジオ・ペレス(Sergio Perez)らがタイヤバーストに見舞われ、安全性への懸念を深めたチームは抗議の声を上げており、同社は緊急対策を迫られていた。
これに応える形でピレリ社は、リアタイヤの内部ベルトを通常のスチールベルトから合成繊維のケブラーに使用素材を変更することで、耐熱性を高めて破裂のリスクを抑えると発表した。
この件については3日、ドイツGPが開催されるニュルブルクリンク(Nurburgring)にて、F1の参戦チーム、ピレリ社、国際自動車連盟(International Automobile Federation、FIA)が集まって協議する。
ドイツGP決勝ではリヤタイヤのみの変更となるが、28日に行われるハンガリーGP(Hungarian Grand Prix 2013)までには2012年のデザインを採用して全面的に変更する。
ピレリ社が発表した声明によると、同社が「徹底分析」を行った結果、シルバーストーン(Silverstone)で起きた連続バーストの原因は複数が考えられるとして以下を挙げた。
■リアタイヤが位置を間違えて装着されていた。不具合を起こした車体では、左側に装着されるべきタイヤが右側に取り付けられていたり、その逆の場合が見受けられた。
■タイヤの空気圧が不正確。
■サーキットにおける極端なキャンバー(タイヤの傾き度)の使用法。
■高速コーナーにおけるアグレッシブな縁石。
(c)AFP
6月30日に行われた英国GP決勝ではメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)、トロ・ロッソ(Toro Rosso)のジャン・エリック・ベルニュ(Jean-Eric Vergne)、マクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)のセルジオ・ペレス(Sergio Perez)らがタイヤバーストに見舞われ、安全性への懸念を深めたチームは抗議の声を上げており、同社は緊急対策を迫られていた。
これに応える形でピレリ社は、リアタイヤの内部ベルトを通常のスチールベルトから合成繊維のケブラーに使用素材を変更することで、耐熱性を高めて破裂のリスクを抑えると発表した。
この件については3日、ドイツGPが開催されるニュルブルクリンク(Nurburgring)にて、F1の参戦チーム、ピレリ社、国際自動車連盟(International Automobile Federation、FIA)が集まって協議する。
ドイツGP決勝ではリヤタイヤのみの変更となるが、28日に行われるハンガリーGP(Hungarian Grand Prix 2013)までには2012年のデザインを採用して全面的に変更する。
ピレリ社が発表した声明によると、同社が「徹底分析」を行った結果、シルバーストーン(Silverstone)で起きた連続バーストの原因は複数が考えられるとして以下を挙げた。
■リアタイヤが位置を間違えて装着されていた。不具合を起こした車体では、左側に装着されるべきタイヤが右側に取り付けられていたり、その逆の場合が見受けられた。
■タイヤの空気圧が不正確。
■サーキットにおける極端なキャンバー(タイヤの傾き度)の使用法。
■高速コーナーにおけるアグレッシブな縁石。
(c)AFP