【6月18日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するフェラーリ(Ferrari)のフェリペ・マッサ(Felipe Massa)が、これから開催される伝統的なサーキットでのレースが楽しみだと語り、チームと自分自身にとって後押しになると話した。

 13F1第6戦モナコGP(Monaco Grand Prix 2013)と第7戦カナダGP(Canadian Grand Prix 2013)でクラッシュを喫したマッサは、第8戦英国GP(British Grand Prix 2013)のシルバーストーン・サーキット(Silverstone Circuit)や、第9戦ドイツGP(German Grand Prix 2013)のニュルブルクリンク(Nurburgring)でのレースで、レッドブル(Red Bull)との差を縮めることができるのではないかと言う。

「シルバーストーンでは僕らは少し良くなると思う。うちのマシンはスペインGP(Spanish Grand Prix 2013)や中国GP(Chinese Grand Prix 2013)ではとても速かった」

「これから行くシルバーストーンとニュルブルクリンクには緩いコーナーが多く、(カナダGPの)モントリオール(Montreal)のサーキットとは違う。中速から高速コーナたくさんある。こういう普通のサーキットの方が僕らには合っている気がする」

 チームメイトのフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が96ポイントを獲得している一方で、マッサは今季まだ49ポイントに留まっている。しかし、現代のF1の性質とも言えるマシンの開発合戦で、フェラーリがレッドブルに引けを取っているということは否定しており、モナコとカナダでの不振は、それらのサーキットの特徴による一時的なものだったという。

「近頃のレースで自分に起こったことについてはあまり良く思っていない。バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2013)ではタイヤに問題があった。モナコでは2度のクラッシュにあい、カナダでも予選でクラッシュした」

「だから次のレースには、運を持って臨みたいよ。良い運をね!そして予選でも決勝でもフェラーリのポテンシャルを示したい」

(c)AFP