【5月26日 AFP】13F1第6戦モナコGP(Monaco Grand Prix 2013)は25日、予選が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)がポールポジションを獲得した。

 ロズベルグのチームメイトのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が2番手に続き、メルセデスAMGがフロントローを独占し、ドイツ勢同士の対戦となったサッカー欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)の決勝と日を同じくして、メルセデスのワークスチームとしてモナコGPで1937年以来の優勝を目指すメルセデスAMGが予選で他を圧倒する結果となった。

 27歳のロズベルグは雨が振るコンディションの中、素晴らしい判断力を駆使して1分13秒876のトップタイムを記録し、2008年のチャンピオンであるハミルトンを0.091秒上回った。

 チームにとっては4戦連続、ロズベルグにとっては3戦連続4度目のポールポジションを獲得となり、モナコ公国の公道コースで行われるレースで史上初となる親子優勝に向け最高のお膳立てとなった。

 30年前の1983年にモナコGPで優勝した父親のケケ・ロズベルグ(Keke Rosberg)氏は、この日パドックからロスベルグの予選を見守った。

  ドライバーズタイトル3連覇を達成しているレッドブル(Red Bull)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)は、良い友人でありライバルでもあるメルセデスの2人に遅れを取って3番手につけた。ベッテルのチームメイト、マーク・ウェーバー(Mark Webber)は4番手に続いた。

 5番手には2007年の総合王者、ロータス(Lotus F1 Team)のキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)、6番手には2度のドライバーズタイトルを獲得しているフェラーリ(Ferrari)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)、7番手にはマクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)のセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)がつけている。

 フォースインディア(Force India)のエイドリアン・スーティル(Adrian Sutil)は8番手、9番手には2009年のチャンピオンでマクラーレン・メルセデスのジェンソン・バトン(Jenson Button)が続き、トロ・ロッソ(Toro Rosso)のジャン・エリック・ベルニュ(Jean-Eric Vergne)は10番グリッドからのスタートとなった。(c)AFP