総合4連覇を目指すベッテル、ライバルは好調ハミルトンか
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【3月15日 AFP】2013年シーズンのフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)がオーストラリアGPで開幕を迎え、総合4連覇がかかるレッドブル(Red Bull)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)に対し、冬のテストで好調だったメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が挑戦者として名乗りを上げている。
2008年の総合王者ハミルトンは、同僚のニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)とともに冬のテスト走行で素晴らしいパフォーマンスを見せ、レッドブル(Red Bull)やフェラーリ(Ferrari)、マクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)といった強豪の一角に崩したいと考えているメルセデスAMGに希望をもたらした。
2012年シーズン終了後にマクラーレンからメルセデスAMGに移籍したハミルトンは、7度の総合優勝を誇るミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏が成し遂げられなかったタイトル獲得を目指すことになる。
また、昨季はわずか3差で3度目の総合優勝を逃したフェラーリのフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)や、2012年は不本意なシーズンを過ごしたマクラーレンのジェンソン・バトン(Jenson Button)も、ベッテルにとって手強いライバルになる。
今シーズンの展望についてハミルトンは、「今年はタイヤが大きく変わり、どのチームもどのようにパフォーマンスを比較したらいいか分からない。レースでは何が起こるかは予想がつかないね」とコメントした。
「テスト期間中、僕らのマシンは信頼できるいい走りを見せていた。だから前向きな気持ちで開幕を迎えられる。だけどパフォーマンスに関しては、フリー走行が始まればすべてゼロからのスタートだ」
■総合王者ベッテル、史上最年少で偉業達成なるか
2013年シーズンのF1は、メルボルンのアルバートパークサーキット(Albert Park)で行われるオーストラリアGPでシーズンを本格的にスタートさせ、その後マレーシア、中国と転戦する。
現在25歳のベッテルは、故ファン・マヌエル・ファンジオ(Juan Manuel Fangio)氏とシューマッハ氏の2人だけしか達成していない総合4連覇の偉業に、史上最年少で達成することを目指すことになる。
ベッテルは3月上旬に行われたバルセロナ合同テストで全体8番目の成績に終わり、新タイヤの性能を掌握できていない状況にもかかわらず、新シーズンに楽観的な見通しを示し、「テストでは様々なことを学んだ。その知識をオーストラリアに生かすつもりだ。今から楽しみだよ」とコメントしている。
2012年シーズンに素晴らしいパフォーマンスを取り戻したフェラーリのアロンソは、シーズン中盤まで後続に34ポイント差をつけて総合首位を走り、最終戦までドライバーズタイトルを争った。アロンソはオーストラリアGPでは安定した成績を残しており、過去9年間で5位以内を逃したことは一度もない。
一方、ザウバー(Sauber)からセルジオ・ペレス(Sergio Perez)が加入したマクラーレンは、オーストラリアGPで通算11勝を挙げており、同GP通算3勝のバトンにも期待が寄せられている。
■2013年シーズンにF1初参戦を果たすドライバーは5人
今シーズンは新たに5人のドライバーがF1初参戦を果たし、ザウバーにエステバン・グティエレス(Esteban Gutierrez)が、ウィリアムズ(Williams)にバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が加入した。
ケータハム(Caterham F1 Team)にはオランダ人ドライバーのギド・ヴァン・デル・ガルデ(Giedo van der Garde)が加わり、マルシャ(Marussia F1 Team)は米企業の重鎮グレアム・チルトン(Graham Chilton)氏を父に持つマックス・チルトン(Max Chilton)やジュール・ビアンキ(Jules Bianchi)と契約を結んだ。
一方、HRT(イスパニア・レーシング、Hispania Racing Team)が財政上の問題により2013年シーズンから撤退し、チーム数は12から11に減少している。(c)AFP/Robert Smith
2008年の総合王者ハミルトンは、同僚のニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)とともに冬のテスト走行で素晴らしいパフォーマンスを見せ、レッドブル(Red Bull)やフェラーリ(Ferrari)、マクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)といった強豪の一角に崩したいと考えているメルセデスAMGに希望をもたらした。
2012年シーズン終了後にマクラーレンからメルセデスAMGに移籍したハミルトンは、7度の総合優勝を誇るミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏が成し遂げられなかったタイトル獲得を目指すことになる。
また、昨季はわずか3差で3度目の総合優勝を逃したフェラーリのフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)や、2012年は不本意なシーズンを過ごしたマクラーレンのジェンソン・バトン(Jenson Button)も、ベッテルにとって手強いライバルになる。
今シーズンの展望についてハミルトンは、「今年はタイヤが大きく変わり、どのチームもどのようにパフォーマンスを比較したらいいか分からない。レースでは何が起こるかは予想がつかないね」とコメントした。
「テスト期間中、僕らのマシンは信頼できるいい走りを見せていた。だから前向きな気持ちで開幕を迎えられる。だけどパフォーマンスに関しては、フリー走行が始まればすべてゼロからのスタートだ」
■総合王者ベッテル、史上最年少で偉業達成なるか
2013年シーズンのF1は、メルボルンのアルバートパークサーキット(Albert Park)で行われるオーストラリアGPでシーズンを本格的にスタートさせ、その後マレーシア、中国と転戦する。
現在25歳のベッテルは、故ファン・マヌエル・ファンジオ(Juan Manuel Fangio)氏とシューマッハ氏の2人だけしか達成していない総合4連覇の偉業に、史上最年少で達成することを目指すことになる。
ベッテルは3月上旬に行われたバルセロナ合同テストで全体8番目の成績に終わり、新タイヤの性能を掌握できていない状況にもかかわらず、新シーズンに楽観的な見通しを示し、「テストでは様々なことを学んだ。その知識をオーストラリアに生かすつもりだ。今から楽しみだよ」とコメントしている。
2012年シーズンに素晴らしいパフォーマンスを取り戻したフェラーリのアロンソは、シーズン中盤まで後続に34ポイント差をつけて総合首位を走り、最終戦までドライバーズタイトルを争った。アロンソはオーストラリアGPでは安定した成績を残しており、過去9年間で5位以内を逃したことは一度もない。
一方、ザウバー(Sauber)からセルジオ・ペレス(Sergio Perez)が加入したマクラーレンは、オーストラリアGPで通算11勝を挙げており、同GP通算3勝のバトンにも期待が寄せられている。
■2013年シーズンにF1初参戦を果たすドライバーは5人
今シーズンは新たに5人のドライバーがF1初参戦を果たし、ザウバーにエステバン・グティエレス(Esteban Gutierrez)が、ウィリアムズ(Williams)にバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が加入した。
ケータハム(Caterham F1 Team)にはオランダ人ドライバーのギド・ヴァン・デル・ガルデ(Giedo van der Garde)が加わり、マルシャ(Marussia F1 Team)は米企業の重鎮グレアム・チルトン(Graham Chilton)氏を父に持つマックス・チルトン(Max Chilton)やジュール・ビアンキ(Jules Bianchi)と契約を結んだ。
一方、HRT(イスパニア・レーシング、Hispania Racing Team)が財政上の問題により2013年シーズンから撤退し、チーム数は12から11に減少している。(c)AFP/Robert Smith