【9月28日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するメルセデスAMG(Mercedes AMG)は28日、英国人ドライバーのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が2013年シーズンから加入することを発表した。

 一方、ハミルトンの離脱が決まったマクラーレン・メルセデスは、同日にザウバー(Sauber)からメキシコ人ドライバーのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)を獲得したと発表している。

 2008年の総合王者ハミルトンは、7度の総合優勝を誇るミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)の後任を務めることになる。

 ここまで今シーズン3勝を記録し、現在ドライバーズタイトル争いで総合4位につけるハミルトンだが、マクラーレンとの交渉が低調に終わり、公の場でチーム戦術を批判するなど、15年間を過ごしたチームとの関係悪化を露呈し、その去就に注目が集まっていた。

 第14戦シンガポールGP(Singapore Grand Prix 2012)では、予選でハミルトンがポールポジションを獲得したものの、決勝はギアボックスの故障でリタイアに終わっている。

 メルセデスAMG移籍が決まったことで、ハミルトンはゴーカート時代の友人でライバルのニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)とともに新シーズンを戦うことになった。2013年シーズンにメルセデス在籍4年目を迎えるロズベルグは、第3戦中国GP(Chinese Grand Prix 2012)でF1初勝利を挙げている。(c)AFP