【7月4日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するマルシャ(Marussia F1 Team)は3日、女性テストドライバーのマリア・デ・ビロタ(Maria De Villota)がテスト走行中にクラッシュを起こし、重傷を負ったと発表した。

 英ケンブリッジシャー(Cambridgeshire)のダックスフォード飛行場(Duxford Aerodrome)でクラッシュしたデ・ビロタは、同日午前に救急搬送された。一時は「生死に関わる」状況とされたものの、声明でマルシャはデ・ビロタが頭部と顔の治療を受け、意識があると発表した。

 マルシャは、デ・ビロタがテスト走行1周目の最後にサポート車両に衝突したとしている。

 また、事故を目撃した英国放送協会(BBC)のクリス・マン(Chris Mann)氏によると、雨の中時速200マイル(時速約320キロメートル)でテスト走行を行ったデ・ビロタがエンジニアのいるエリアに戻ってきて減速したところで、マシンが突然不可解な加速をしてトラックの側面に衝突したという。

 元F1ドライバーのエミリオ・デ・ビロタ(Emilio de Villota)氏の娘であるマリア・デ・ビロタは、スペインF3をはじめ、デイトナ24時間レース(Daytona 24 Hours)、ユーロ3000選手権(Euroseries 3000)などに参戦していた。(c)AFP