【5月14日 AFP】13日に行われた12F1第5戦スペインGP(Spanish Grand Prix 2012)のレース後、優勝を飾ったパストール・マルドナド(Pastor Maldonado)が所属するウィリアムズ(Williams)のガレージで火事が起きた。

 この火事で重度のやけど1人を含む数十人が負傷している。地元当局は、重度のやけどを負った1人が空輸で病院に搬送され、煙を吸入した5人も地元の病院に運ばれたと声明を発表している。また、十数人がサーキットの医療センターで治療を受けている。

 一方、ケータハム(Caterham F1 Team)はメカニックの1人が手を負傷、3人が煙を吸入して医療センターに運ばれたと発表している。

 出火原因は、ウィリアムズのスタッフが片づけを行っている中、ガレージの裏手で起きた燃料火災と伝えられている。

 24度目の出走で初優勝を果たしたマルドナードは、2004年のブラジルGP(Brazilian Grand Prix)以来初めての優勝をチームにもたらした。しかし、火災が約8年ぶりの優勝に影を落とすことになった。

 ウィリアムズにとって素晴らしい勝利となったものの、車いすに乗るチーム代表のフランク・ウィリアムズ(Frank Williams)氏が火の手の上がったガレージから助け出されるなど、祝杯の時間は短いものとなった。(c)AFP

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