【4月13日 AFP】国際自動車連盟(Federation Internationale de l'AutomobileFIA)は13日、情勢不安のため開催が疑問視されていた12F1第4戦バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2012)を、予定通り22日に実施すると発表した。

 FIAの声明は、「現時点までに入手した情報に基づき、FIAはバーレーンでF1を開催するにあたって適切な安全対策が全て取られていることに満足している。したがってバーレーンGPは予定通り開催される」と述べている。

 バーレーンでは2011年に反政府デモが激化したことからGP開催が中止に追い込まれている。バーレーン側は現在は安全になったと主張しているものの、国内では混乱が続き、9日にはシーア派(Shiite)の村で爆発物により警察官7人が負傷する事件も起きている。

 しかし、FIAは「バーレーンGPの期間中、観衆、関係者、ドライバー、チームの安全は常に確保されると保証する。バーレーン当局および商業権保有者から提供された情報を基に、FIAは合理的な決断を下さなければならない。その上で、バーレーンの状況を評価しようと力を尽くしてきた」としている。(c)AFP