【2月18日 AFP】中東バーレーンの反政府デモで死傷者が出ている問題で、3週間後に控えたF1世界選手権の開幕戦の開催が危ぶまれている。

 11F1開幕戦バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2011)は、3月13日に首都マナマ(Manama)のバーレーン・インターナショナル・サーキット(Bahrain International Circuit)で開催予定。しかし、F1の商業権を管理するFOAFormula One Administration)のバーニー・エクレストン(Bernie Ecclestone)会長は17日、開催の是非について、来週中に決定すると発言した。

 すでに、下位カテゴリーであるGP2シリーズは同日、デモで死者が出た事態を受けて、今週末に予定されていたレースの中止を決定した。

 今週初めの報道によると、バーレーンの活動家グループが自動車レースも抗議行動の対象に含まれると警告しているという。

 エクレストン会長は17日、F1開催についてバーレーンのサルマン・ビン・ハマド・ハリファ(Salman bin Hamad bin Isa Al-Khalifa)皇太子と話したことを、英通信社プレス・アソシエーション(Press AssociationPA)に認め、「来週、どうするか決断する」と述べた。

 F1チームは開幕戦準備のため、3月3~6日にバーレーンで最終テストも予定している。(c)AFP