【9月23日 AFP】フォーミュラワン（F1、F1世界選手権）に参戦しているウィリアムズ（Williams）の中嶋一貴（Kazuki Nakajima）は、自身のF1での将来が危機にさらされており、2009シーズンの残り4戦で結果を出す必要があることを認めている。

　2009シーズンの中嶋は素晴らしいレースもあったが、不運にたたられている。第13戦を終えハンガリーGP（Hungarian Grand Prix 2009）の9位が最高成績で獲得したドライバーズポイントはなく、中嶋はチームメイトのニコ・ロズベルグ（Nico Rosberg）に大きく差をつけられている。

　autosport.comによると、中嶋は、ニコ・ヒュルケンベルグ（Nico Hulkenberg）に2010シーズンのドライバーズシートを奪われる可能性が高く、F1に残る可能性を探るため日本でスポンサーの確保に励んでいるという。

　中嶋は「まだ何も起きていないが、何かを得なければならない状況に強く押しやられている。もっと良い成績を収める必要がある。去年より良いパフォーマンスなのは分かっているが、これまで結果を残せていない。だから少し問題だ。ドライバーのマーケットでは、誰もまだ何も決まっていないようだ。もし誰かが動けば、動き始めるでしょう」と語っている。

　第14戦シンガポールGP（Singapore Grand Prix 2009）は25日に開幕し、決勝は27日に行われる。(c)AFP