【8月1日 AFP】イタリアのANSA通信は31日、フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)への電撃復帰を発表したミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)がテスト走行に臨んだと伝えた。

 史上最多7度の年間総合優勝を誇り、2006年に引退していたシューマッハは、フィレンツェ(Florence)郊外のムジェロサーキット(Mugello Circuit)でフェラーリ(Ferrari)の「F2007」でテスト走行を行った。シューマッハは、第10戦ハンガリーGP(Hungarian Grand Prix 2009)予選で事故に遭い負傷したフェリペ・マッサ(Felipe Massa)の代役ドライバーとして、第11戦の欧州GP(Europe Grand Prix 2009)に出場する予定となっている。

 F1のテスト走行に関する規定では、ドライバーがレースで使用するマシンに搭乗してグランプリのフリー走行開始前にテスト走行することを禁じている。これにより、シューマッハはフェラーリの2009シーズンのマシン「F60」には搭乗できず、2007年の世界選手権王者に輝いたキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)が使用したマシンでテストを行なっている。(c)AFP