【7月7日 AFP】トヨタ自動車(Toyota Motor)子会社の富士スピードウェイ(Fuji Speedway)は7日、経済状況悪化の影響を受け、2010年以降のフォーミュラワン(F1)日本GP(Japan Grand Prix)の開催中止を発表した。

 富士スピードウェイは、世界同時不況により大会開催の継続が「極めて困難」との声明を発表している。富士山のふもとに位置する同会場は2007年、鈴鹿サーキット(Suzuka circuit)に代わり、30年ぶりに日本GPを開催していた。

 日本GPは、2009年から富士スピードウェイと鈴鹿サーキットの2会場で隔年開催されることになっていた。

 プレスリリースによると、富士スピードウェイの加藤裕明(Hiroaki Kato)代表取締役社長は、レース開催断念の決定を下したことは「断腸の思い」であるとし、「ご期待に添えない結果となりましたことを深くお詫びいたします」と述べている。(c)AFP