【1月13日 AFP】フォーミュラワン（F1）のドライバーズ選手権で2008年シーズンに2位に入ったフェラーリ（Ferrari）のフェリペ・マッサ（Felipe Massa）が、12日にフェラーリの公式サイトで公開された2009年シーズンの新車「F60」を「格好良い」と語った。

　2008年シーズン最終第18戦ブラジルGP（Brazilian Grand Prix 2008）の最終コーナーでタイトルをマクラーレン・メルセデス（McLaren-Mercedes）のルイス・ハミルトン（Lewis Hamilton）に奪われたマッサは、オーバーテークの促進を目指す国際自動車連盟（Federation Internationale de l’Automobile、FIA）の新たな規則に従って、徹底的に適合させた2009年シーズン用の新車で初走行を行った。

　マッサは「サーキットで最初に乗ることができて嬉しいし、感動的だ。全く違ったタイプの車を予想していたから驚いた。新しいF60の見た目は小さく見えるけれど、コンパクトで格好良いよ」と語っている。

　マッサの「F60」初走行は当初、フェラーリのお膝元であるマラネロ(Maranello)に程近いフィオラーノ・テスト・トラック（Fiorano Test Track）で行われる予定だったが、コースコンディション不良によりフィレンツェ（Florence）郊外のムジェロサーキット（Mugello Circuit）に変更された。

　フェラーリが製造する55台目のF1マシンである「F60」は、フェラーリがフォーミュラワンに参戦してから60年目を迎えることから命名された。

　フェラーリは、F1に参戦する他チームに先駆け、新車を発表した。今後は15日にトヨタ（Toyota）、そしてフェラーリのライバルチームであるマクラーレンが16日に新車発表を行う予定になっている。(c)AFP