【11月11日 AFP】フォーミュラワン（以下F1）に参戦しているフォースインディア（Force India）は10日、エンジン供給を受けていたフェラーリ（Ferrari）との契約解除に伴い、マクラーレン・メルセデス（McLaren-Mercedes）との長期契約にサインを交わした。

　インドの大富豪、ビジェイ・マリヤ（Vijay Mallya）氏が共同オーナーを務め、英国のシルバーストーン（Silverstone）に本拠地を構えるフォースインディアは、マクラーレンとの5年契約に合意しギアボックスをはじめハイドロリック系統やメルセデス製のエンジンの供給を受ける。

　マクラーレンはフォースインディアの技術サポートを行い、2009年に導入が予定されている新開発の運動エネルギー回収システム（KERS）も供給する。

　この発表は、フォースインディアがフェラーリとの2年間のエンジン供給契約を12か月前倒し、契約を打ち切った3日後に行われた。

　フェラーリはフォースインディアのF1デビューとなった2008年シーズンにエンジンを供給したが、ジャンカルロ・フィジケラ（Giancarlo Fisichella）とエイドリアン・スーティル（Adrian Sutil）がドライバーを務めたフォースインディアは、1ポイントも獲得できずにシーズンを終えていた。(c)AFP