【7月4日 AFP】08F1、レッドブル(Red Bull)に所属するデビット・クルサード(David Coulthard、英国)が3日、シーズン限りでの引退を表明した。
 
 現在37歳でスコットランド人ドライバーのクルサードは、自身237回目のグランプリ参戦を数える08F1第9戦英国GP(British Grand Prix 2008)を控え、自身が下した決断を発表した。

 1994年にウィリアムズ(Williams)でデビューを飾ったクルサードは、96年から在籍したマクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)で9シーズンを過ごし、2005年にレッドブルへと移籍している。

 クルサードは会見で「今日(3日)、今シーズン限りでフォーミュラワン(以下F1)でのレースから引退することを発表する。今後もマシンのテストや開発を中心にレッドブル・レーシングのコンサルタントとしてF1には積極的に関わっていくつもりだ。今後、他のモータースポーツ等に参戦するかどうかは決めていないが、厳密にはヘルメットを脱ぐわけではない。戦える力があり、グランプリでのドライビングが示す果てしない挑戦を楽しめているうちに辞めたいと思い、引退するという決断を今年(2008年)初めに下した。また、F1での新たな挑戦を探したいという思いもある。私が挙げたF1での13勝のうちこのシルバーストーン・サーキット(Silverstone Race Circuit)で2勝を挙げ、レースを主催する英国レーシング・ドライバーズ・クラブ(British Racing Drivers' ClubBRDC)の一員でもあるので、今回の発表を英国GPで行ったことに関しては皆さんにもご理解いただけると思う。レッドブル・レーシングでの仕事は誇りに思うし、ブラジルGP(Brazilian Grand Prix 2008)の最終ラップまでレースに集中していく。その後はチームの最終目標である優勝を目指し、チームの発展に貢献し続けるつもりだ」とその決意を語った。(c)AFP/