【12月19日 AFP】F1のマクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)に所属するルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が、フランスでスピード違反を犯し、フランス国内で1か月間の免許停止処分を受けたことが18日に明らかとなった。

 F1デビューを果たした2007シーズンにドライバーズランキングで2位となったハミルトンは16日、フランス北部の都市ラン(Laon)付近の高速道路をメルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)で時速196キロメートルで走行して警察に検挙された。なお、フランスの高速道路の制限速度は130キロとなっている。

 警察の広報は「彼は即時に交通違反を認めとても礼儀正しかった。(ハミルトンが違反を起こしたのは)スピードを出す傾向がある外国人が定期的に使用する高速道路の一区画だった」と語り、ハミルトンが自らの弁護士に対し当時の道路状況は「とてもすいていた」と話していることを明らかにしている。

 また、ハミルトンは罰金600ユーロ(約9万8000円)を科され1月にラン市の裁判所に出廷する。なお、押収された車は17日にハミルトンの友人によって引き取られている。

 マクラーレン・メルセデスの広報は本部を構えるロンドン南西部ウォーキング(Woking)で記者会見を開き「マクラーレンはルイスがプライベートで運転中にフランスでスピード違反を犯し検挙されたことを承知している。我々は彼が罰金とフランス国内での1か月間の免許停止処分を受け入れたと認識している」と発表した。(c)AFP