【6月30日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーメジャー第3戦、全米女子オープン(US Women's Open Championship 2013)は29日、米ニューヨーク(New York)州サウサンプトン(Southampton)のセボナック・ゴルフクラブ(Sebonack Golf Club)で3日目が行われ、宮里藍(Ai Miyazato)が通算2オーバーの8位タイに浮上した。

 一方、韓国の朴仁妃(In-Bee Park、イン・ビー・パーク)は18番でバーディーを奪い、この日唯一のアンダーパーとなる1アンダーを記録。リードを4打差に広げて通算10アンダーで単独首位を維持した。

 朴は同一シーズンにおけるメジャー初戦からメジャー3連勝という記録に王手をかけている。

 また、トップと2打差でスタートした韓国の金寅敬(I.K. Kim、キム・インキョン)は1オーバーで回り、通算6アンダーの単独2位につけた。単独3位には通算3アンダーのジョディ・エワート(Jodi Ewart Shadoff、イングランド)が続いている。

 大会2日目は濃霧のためサスペンデッドとなったため、第2ラウンドの残りが午前中に行われた。

 朴は2日目に第2ラウンドを終えており、盤石の態勢で第3ラウンドを迎えた。開始8連続パーの後、9番でウェッジショットをカップから3フィート(約1メートル)に寄せてこの日1つ目のバーディーをマーク。

 しかし、その後11番を皮切りに3連続ボギーを喫し、記録への挑戦に暗雲が立ち込める。そんな中、韓国が誇るスーパースターは直後の14番、15番で連続バーディーを取り返すと、最後は絶好のフィニッシュでラウンドを締めくくった。

 それでも朴は最終日を前に油断はならないと気を引き締める。

「4打差といってもこのコースでは何の意味もないかもしれない。とにかく自分を追い込んでパーを取っていかなければならない」

 宮里藍の他、日本勢は宮里美香(Mika Miyazato)と上原彩子(Ayako Uehara)が通算7オーバーで32位タイとなっている。上田桃子(Momoko Ueda)、佐伯三貴(Miki Saeki)、有村智恵(Chie Arimura)は午前中に行われた第2ラウンドの残りが終了した時点で、予選落ちとなった。(c)AFP