【6月10日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーメジャー第2戦、全米女子プロ選手権(Wegmans LPGA Championship 2013)は9日、米ニューヨーク(New York)州ピッツフォード(Pittsford)のローカストヒル・カントリー・クラブ(Locust Hill Country Club)で最終日が行われ、通算5アンダーの朴仁妃(In-Bee Park、イン・ビー・パーク、韓国)がカトリオーナ・マシュー(Catriona Matthew、英国)とのプレーオフを制し、優勝を飾った。

 初日が雨天順延となった影響を受けて最終日は36ホールが行われる長期戦となった上、さらなる延長戦が待ち受けていた。プレーオフ3ホール目でマシューを下した世界ランク1位の朴は、今季メジャー2勝目となった。

 プレーオフ最初の2ホールとなった10番と18番では両者パーで引き分け、再び18番で迎えたプレーオフ3ホール目ではマシューがティーショットをラフに打ち込み、朴はパーをキープすれば優勝という状況でバーディーを奪い、シーズン4勝目に花を添えた。

 第2ラウンドを終えた時点では米国のモーガン・プレッセル(Morgan Pressel)単独首位に立っていたが、この日の午前中に行われた第3ラウンドで朴が1打差の単独トップに浮上した。

 4月に行われたメジャー第1戦クラフト・ナビスコ選手権(Kraft Nabisco Championship 2013)を制している朴はその後の最終ラウンドで苦しみ、18番でボギーを叩くなどスコアを3ストローク落としてしまう。そこに、午前中を1オーバーで終えた後、最終ラウンドでボギーなしの4アンダーとスコアを伸ばしたマシューが優勝戦線に名乗りを上げた。

 最後はプレーオフまで持ち込んだマシューは、最終ラウンド開始時点で首位の朴とは7ストロークの開きがあった。

 単独首位で第3ラウンドを迎えたプレッセルは2ラウンド合計でスコアを3ストローク落として通算4アンダーの3位タイで大会を終えている。同じく3位タイには2オーバーの後に7アンダーという圧巻のラウンドで順位を上げたスーザン・ペターセン(Suzann Pettersen、ノルウェー)が並んだ。

 日本勢は宮里藍(Ai Miyazato)がイーブンパーで15位タイ、宮里美香(Mika Miyazato)が3オーバーで22位タイ、有村智恵(Chie Arimura)が5オーバーで33位タイ、上原彩子(Ayako Uehara)が7オーバーで44位タイに終わっている。(c)AFP