【3月17日 AFP】女子ゴルフ、RRドネリーLPGAファウンダーズカップ(RR Donnelley LPGA Founders Cup)は16日、米国アリゾナ(Arizona)州フェニックス(Phoenix)のワイルドファイアGC(Wildfire GC)で3日目が行われ、宮里藍(Ai Miyazato)は通算19アンダーで単独首位に返り咲いた。

 ツアー通算10勝目を目指す宮里は、3日目を終えて2位タイで並んだ米国のステーシー・ルイス(Stacy Lewis)と韓国の李知映(Jee Young Lee、イ・ジヨン)に4打差をつけた。

 2日連続で計4ホールあるパー5で3バーディーを記録した宮里は、12番と13番で連続バーディーを奪った。
 
 一方、今大会で優勝すれば世界ランク1位になる可能性があるルイスは、3日目のラウンドを当初66で終えたとされていたが、競技委員によるビデオ判定の結果、16番ホールでバンカーにつかまった際にキャディーの動きが砂の状態を確かめていると判断されたため、2打罰が科された。

 ルイスのキャディーはバンカーに進入してから膝を屈伸するような動きを見せており、そのキャディーに向かってルイスはショットの相談をしていた。

 これによりルイスは16番をダブルボギーとされ、ホールアウト時に2打差だった宮里との差は2倍の4打差に広がった。

 今大会終了後にルイスが世界ランク1位になる条件は、ルイスが優勝を飾り、世界ランク1位の曾雅妮(Yani Tseng、ヤニ・ツェン)が3位以下でフィニッシュすることが条件となり、曾雅妮は現在通算2アンダーの63位タイに沈んでいる。

 通算13アンダーの4位タイにはスウェーデンのアンナ・ノードビスト(Anna Nordqvist)、リセット・サラス(Lizette Salas)、アンジェラ・スタンフォード(Angela Stanford)、ジェリーナ・ピラー(Gerina Piller)の米国勢が名を連ねた。

 有村智恵(Chie Arimura)は通算4アンダー53位タイにつけている。(c)AFP