【6月30日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、AT&Tナショナル(AT&T National 2013)は29日、米メリーランド(Maryland)州ベセスダ(Bethesda)のコングレッショナル・カントリークラブ(Congressional Country Club)で3日目が行われ、米国のロベルト・カストロ(Roberto Castro)ら4選手が通算7アンダーで首位タイに並んだ。

 カストロは最終18番で80フィート(約24メートル)のパーパットを沈め、首位を守った。米国ツアーでは2012年のグリーンブライヤー・クラシック(The Greenbrier Classic 2012)での7位タイが最高成績のカストロは、18番でアプローチを池に入れたてしまったものの、パットはカップの縁に当たって吸い込まれた。

 劇的なショットを沈めてパーセーブしたカストロは、同じ米国のジェームス・ドリスコル(James Driscoll)とビル・ハース(Bill Haas)、アルゼンチンのアンドレス・ロメロ(Andres Romero)と並ぶ首位タイをキープした。

 米国ツアー初優勝を目指すドリスコルはこの日スコアを3ストローク、2008年のチューリヒクラシック ・オブ・ニューオーリンズ(Zurich Classic of New Orleans 2008)以来となる優勝を目指すロメロは、1ストローク伸ばしている。

 一方4度の米国ツアー勝利を誇るハースは、9バーディ、3ボギー、1トリプルボギーという浮き沈みが激しいラウンドを終え、3アンダーでホールアウトした。

 AT&Tナショナルは、今季最多となる4選手が首位に並んで最終日を迎える。

 1打差の単独5位には米国のジェイソン・コクラック(Jason Kokrak)が、2打差の6位タイには韓国のチャーリー・ウィ(Charlie Wi)と米国のトム・ギリス(Tom Gillis)がつけた。

 また、1931年以来となるツアー最年少勝利を狙う19歳のジョーダン・スピース(Jordan Spieth)はこの日3オーバーの74を叩き、通算4アンダーで8位タイとなった。

 日本の石川遼(Ryo Ishikawa)は前日にサスペンデッドとなっていた2日目のラウンドの続きを終え、通算4オーバーの78位タイで予選落ちとなった。(c)AFP/Jim Slater