【6月13日 AFP】(記事修正)男子ゴルフ米国ツアーメジャー第2戦、第113回全米オープン選手権(2013 US Open Championship)が13日に開幕する。

 ここでは、会場となるメリオン・ゴルフクラブ(Merion Golf Club)の各コースを紹介する。

■1番(350ヤード、パー4):右ドッグレッグ。フェアウェーの両側に小さなバンカーが点在し、両サイドには林が並ぶ。右奥から下向きに傾斜しているグリーンには、ショートアイアンが適している。

■2番(556ヤード、パー5):少し左に反れるロングホール。フェアウェーの右側近くにはOBゾーンがある。2オンは可能だが、手前のクロスバンカーに加え、35ヤードのグリーンは4つのバンカーに包囲されているため、ロングヒッターは気をつけなければならない。

■3番(256ヤード、パー3):傾斜があり、グリーンまでのアプローチが難しいホール。正しいクラブの選択が重要となる。グリーンは左奥から下りの傾斜。大会史上2番目に長いパー3ホール。

■4番(628ヤード、パー5):フェアウェー中央の右側には林、左側には2つのバンカーがある。フェアウェーは右から左へ下向きに傾き、レイアップで攻めても左のラフにはまる可能性が高い。グリーンまでは下りの傾斜で、強打者は2オンを狙いたくなるところだが、グリーン手前のクリーク、そして5つの深いバンカーが邪魔をする。グリーンは奥から前へ下って傾斜する。

■5番(504ヤード、パー4):ティーからフェアウェーまでは80から100ヤード。左に反れるフェアウェーは左に傾いている他、左側に小川が流れるグリーンにも傾斜があり、難易度が高い。

■6番(487ヤード、パー4):右側にはOBゾーン、左側にはバンカーがあるため、ティーショットに正確さが求められる。グリーンまでは角度があり、距離が読みにくく、ピンに近づくのは困難。ロングショットは厳禁。

■7番(360ヤード、パー4):フェアウェーは狭く、右サイドでOBエリアが、左サイドで林が邪魔をする。長いグリーンには奥から前へと下がる2段の傾斜がある。

■8番(359ヤード、パー4):グリーンの右には巨大バンカーが、左側には激しいラフがある。コースの中では比較的小さい方のグリーンは奥から手前へ下りの傾斜。飛距離を誤ると、グリーン手前の大きなバンカーに飲み込まれる可能性がある。

■9番(236ヤード、パー3):打ち下ろしのロングホール。細長く曲がったグリーンの前では池と小川がボールを阻み、周囲には5つのバンカーがある。

■10番(303ヤード、パー4):左ドッグレッグ。ティーグラウンドは盛り上がっており、両サイドには林が茂る。良いドローショットで2オンも可能だが、OBエリアがグリーン付近にあるため注意が必要。グリーンは激しいラフとバンカーで囲まれている。

■11番(367ヤード、パー4):1930年に故ボビー・ジョーンズ(Bobby Jones)氏が年間グランドスラムを達成したホール。右サイドに小川とクリーク、左サイドにバンカーで囲まれたにグリーンには、ブラインドショットでアプローチを。グリーンは奥から手前への下りの傾斜。

■12番(403ヤード、パー4):右ドッグレッグ。220ヤード地点には小川が流れており、その先の左サイドにはバンカーが待ち構える。フェアウェーの傾斜は左から右へと下がっており、右サイドには林が生い茂る。2ストローク目のアップショットで、左右両側をバンカーで挟まれた細いグリーンにオンしたい。グリーンには傾斜が多い。

■13番(115ヤード、パー3):グリーンの手前と奥の大きな範囲をバンカーで覆われたホール。奥行き20ヤードのグリーンを逃すと大きな痛手となる。

■14番(464ヤード、パー4):傾斜がある左ドッグレッグ。ティーショットには力と精密さが必要。細いフェアウェーの左サイドには深いラフが伸びており、右側にはバンカーが並ぶ。アプローチでは、傾斜と左右のバンカーに注意。グリーンは中央に向かって傾斜しているとともに、奥から手前へと傾いている。

■15番(411ヤード、パー4):右ドッグレッグ。フェアウェーが折れる地点の右側には3つの巨大バンカーが、左奥から手前右に大きく傾く細いランディングエリアの左側にはOBがある。ピンを超えたら扱いにくいので、ピンの手前でアップヒルのパットを狙う。選手にとって大きな試練になるホール。

■16番(430ヤード、パー4):フェアウェーは細く、ランディングエリアのすぐ側にはいくつかのバンカーが待っている。傾斜のあるグリーンには断層があるので注意が必要。

■17番(246ヤード、パー3):3つの断層からなるダウンショットホール。グリーンに乗せられなかったら、周りを囲む5つのバンカーのうち、ひとつがラフにはまる可能性がある。

■18番(521ヤード、パー4):全米オープン史上、3番目に長いパー4。ティーショットでは240ヤードのアップヒルのブラインドショットを飛ばし、ホールの堀下がっている部分を超えて、起伏のあるフェアウェーに落とす必要がある。中央が盛り上がってドーム型になっているグリーンでは、短いショットがフェアウェーに転がり戻る可能性がある。反対に、長過ぎるショットはグリーンを超える。

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