【4月10日 AFP】男子ゴルフの米国ツアーメジャー第1戦、第77回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2013)に出場するタイガー・ウッズ(Tiger Woods)が、ジャック・ニクラス(Jack Nicklaus)氏が保持するメジャー通算18勝の記録更新へ今まで以上に意欲を見せた。

 ウッズは9日、「そこに到達したいと思っている。ジャックも18勝するまで時間がかかった。46歳まで待たなければならなかったんだ。僕には時間が十分にある」と語った。

 11日から開幕する第77回大会で通算15勝目となるメジャータイトルを目指すウッズは、過去にマスターズを4度制しているが、2005年を最後に優勝から遠ざかっている。

 またウッズは、2008年の第108回全米オープン選手権(2008 US Open Championship)で優勝して以降、主要タイトルから見放されており、近年は故障や不倫スキャンダルもあって低迷が続いていたが、今季はすでに3勝を挙げている。

 久々のメジャー制覇に期待がかかっているウッズは、「タイトルを獲れたらいいね。僕も間違いなくチャンスがあると思っているよ」とコメントした。
 
 現在世界ランキング1位で、マスターズ出場は今回で19回目となるウッズだが、現在はまだ選手生活の折り返し地点に過ぎず、少年時代からの憧れだったニクラス氏の記録を上回るには多くの年数が残されているとの考えを示した。

「ゴルフ競技の長所は、選手寿命がとても長いことだ。約30年は一線で問題なくプレーできる。20歳でマスターズに出場し、50代になっても好成績を残す選手もいるからね」

「ゴルフ選手の息は長いから、僕自身はキャリアの中間地点にいると感じている。まだまだ良いプレーができるだろうし、開幕が待ち遠しいよ」

(c)AFP/Jim Slater