【3月24日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、アーノルド・パーマー・インビテーショナル(Arnold Palmer Invitational 2013)は23日、米フロリダ(Florida)州オーランド(Orlando)のベイヒルクラブ&ロッジ(Bay Hill Club & Lodge)で3日目が行われ、今大会で優勝すれば世界ランク1位の座に返り咲くタイガー・ウッズ(Tiger Woods)が、通算11アンダーで単独首位に浮上した。

 大会通算7勝を誇る前年王者のウッズは、3日目を1イーグル、5バーディー、1ボギーで終え、2位タイにつけたイングランドのジャスティン・ローズ(Justin Rose)、米国のジョン・ホ(John Huh)とリッキー・ファウラー(Rickie Fowler)からリードを奪った。

 ウッズは首位として最終日を迎えた大会でこれまで54回中50回優勝を飾っており、このままツアー通算77勝目を挙げることができれば、サム・スニード(Sam Snead)氏が保持する史上最多通算勝利記録まであと5勝に迫ることができる。

 また、18日にアルペンスキーのリンゼイ・ボン(Lindsey Vonn)選手との交際を宣言しているウッズは、今大会で優勝すれば世界ランキングでロリー・マキロイ(Rory McIlroy)を逆転することができる。

 メジャー通算14勝を誇り、ジャック・ニクラス(Jack Nicklaus)氏が持つメジャー最多優勝記録である通算18勝の更新を目指すウッズは、これまで合計623週にわたり世界ランク1位に輝いていた。

 しかし、故障と一連の不倫スキャンダルの影響により、ウッズは2010年10月に世界ランク1位の座から陥落すると、その後は50位以下まで低迷するなど、順位の浮き沈みが激しかった。

 2012年大会で不倫スキャンダルから復帰後ツアー初勝利を挙げたウッズは、過去1年間で5勝を挙げており、今シーズンはファーマーズ・インシュアランス・オープン(Farmers Insurance Open 2013)とキャデラック選手権(Cadillac Championship)で優勝を飾っている。(c)AFP