【12月14日 AFP】全米プロゴルフ協会(PGA of America)は13日、2014年に開催される第40回ライダーカップ(The 40th Ryder Cup)の米国チーム主将にトム・ワトソン(Tom Watson)を指名した。

 メジャー制覇8回を誇る63歳のワトソンは、米国チームでは史上最年長の主将となる。

 スコットランドのグレンイーグルズ(Gleneagles)でライダーカップが行われる2014年、ワトソンは65歳になっている。これまでの米国チーム主将の最年長記録は1969年、当時57歳のサム・スニード(Sam Snead)となっている

 2年に1度行われる米国と欧州による男子ゴルフの対抗戦であるこの大会で米国は、9月に行われた米イリノイ(Illinois)州メディナ(Medinah)での敗戦を含め、直近6大会で5度敗れており、ワトソンには米国の不振に終止符を打つ期待が寄せられている。

 ワトソンはスコットランドのカーヌスティ・ゴルフ・リンクス(Carnoustie Golf Links)での1975年大会制覇を皮切りに、通算5回の全英オープン(The Open Championship)優勝を飾っており、うち4回はスコットランドで行われた大会でタイトルを獲得している。

 ワトソンは1993年に初めて米国チームの主将を務めており、その大会を最後に米国チームは欧州開催のライダーカップで勝利を挙げられていない。

 ワトソンは「私は今までのキャリアを通してプレッシャー一筋の人生を歩み、プレッシャーの下に生きてきた。20年間お声がかかるのを待っていた。最初の時も喜んだが、米国チームの主将を再び務められるのは大変名誉なことだ」と語った。(c)AFP