【12月5日 AFP】全米プロゴルフ協会(PGA of America)は4日、2012年シーズンの最優秀選手に第94回全米プロゴルフ選手権(2012 PGA Championship)のメジャー1勝を含む、今季ツアー4勝を挙げた北アイルランドのロリー・マキロイ(Rory McIlroy)を選出した。

 ツアー参加選手の投票により選出される同賞でマキロイは、1997年に21歳で受賞したタイガー・ウッズ(Tiger Woods)以降では最年少となる23歳で栄誉に輝いた。

 マキロイは米サウスカロライナ(South Carolina)州キアワ島(Kiawah Island)のキアワアイランドリゾート(Kiawah Island Golf Resort)で行われた全米プロゴルフ選手権で2位に8打差をつけて優勝したのをはじめ、力強いゴルフでシーズンを終えていた。

 今シーズン、米国ツアー賞金王と欧州ツアー賞金王を同時受賞したマキロイは、さらに全米プロゴルフ協会と米プロゴルフツアーから年間平均スコアが最少の選手にそれぞれ贈られる「バードン・トロフィー(Vardon Trophy)」と「バイロン・ネルソン賞(Byron Nelson Award)」も獲得している。

 マキロイは受賞について、「毎週毎週、優勝を争うライバルのみんなから認めてもらうのはいつだっていいものだ。すごく報われたと感じるし、今までで最高のシーズンになった今年1年をこの賞で締めくくれることを素晴らしく思う」とコメントした。

 マキロイは、過去5年間の同賞受賞者では3人目の欧州出身の選手となった。2008年にはアイルランドのパドレイグ・ハリントン(Padraig Harrington)が、2011年には英国のルーク・ドナルド(Luke Donald)が最優秀選手に選出されている。(c)AFP