【10月29日 AFP】男子ゴルフの米国ツアー・アジアツアー共催、CIMBクラシック(CIMB Classic)は28日、マレーシア・クアラルンプール(Kuala Lumpur)のマインズリゾートGC(Mines Resort and Golf Club)で最終日が行われ、米国のニック・ワトニー(Nick Watney)が通算22アンダーで逆転優勝を飾った。

 ワトニーは最終日に10アンダーを記録し、同じく猛チャージを見せた米国のタイガー・ウッズ(Tiger Woods)、前回大会覇者のボー・バンペルト(Bo Van Pelt)らを抑えて優勝を果たした。

 31歳のワトニーは、この2日間でスコア59という魔法の数に近づいた2人目の選手となったが、重圧のかかる最終ホールでボギーを叩いた。それでもワトニーはスコアを10ストローク伸ばし、1打差で勝利を手にした。一方、3日目にワトニーと同じく最終18番ホールでスコア59を逃していたバンペルトは、この日は同ホールでプレーオフに持ち込むチャンスをふいにした。

 最後の2ホールで連続バーディーを奪ったロバート・ガリガス(Robert Garrigus)が通算21アンダーでバンペルトと並ぶ2位タイに入った。対してメジャー通算14勝を誇るウッズは大会序盤に話題をさらったものの、ジンバブエのブレンドン・デ・ジョン(Brendon de Jonge)、米国のクリス・カーク(Chris Kirk)と並ぶ通算19アンダーの4位タイに終わった。

 首位と5打差の10位タイで最終日を迎えたウッズは、最初の10ホールで6つのバーディーを奪って優勝争いに名乗りを上げると、最後の3ホールでさらにスコアを2つ伸ばし、この日スコアを8ストローク伸ばした。

 日本の小林正則(Masanori Kobayashi)は通算10アンダーの29位タイで大会を終えた。(c)AFP