【7月22日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーメジャー第3戦、第141回全英オープン(The 141st Open Championship)は21日、リザム(Lytham)のロイヤルリザム・アンド・セントアンズ(Royal Lytham and St Annes)で3日目が行われ、武藤俊憲(Toshinori Muto)が通算3オーバーで43位タイ、藤本佳則(Yoshinori Fujimoto)が通算4オーバーで54位タイにそれぞれ後退した。

 首位には3バーディー、1ボギーでスコアを1ストローク伸ばし、通算11アンダーとしたオーストラリアのアダム・スコット(Adam Scott)が立った。

 スコットが優勝すれば、1993年大会のグレグ・ノーマン(Greg Norman)以来となるオーストラリア人選手の全英制覇となり、スコット自身も長くささやかれた大舞台での精神的な弱さをようやく払拭できることになる。

 2位タイには、首位と4打差の通算7アンダーで米国のブラント・スネデカー(Brandt Snedeker)と北アイルランドのグレーム・マクダウエル(Graeme McDowell)が並び、通算6アンダーのタイガー・ウッズ(Tiger Woods)が単独4位につけている。

 優勝に望みを残す通算5アンダーの5位タイには、2002年大会王者、南アフリカのアーニー・エルス(Ernie Els)と3日目の最高スコアとなる4アンダーを記録した米国のザック・ジョンソン(Zach Johnson)が並んでいる。

 2008年の第108回全米オープン選手権(2008 US Open Championship)以来メジャー制覇から遠ざかっているウッズは、1番と3番でボギーを叩きながらも6番、7番、9番でバーディーを奪った。バックナインでは14番までパーをキープしながらも15番でボギーとし、この日はスコアをイーブンとした。(c)AFP/Allan Kelly