【6月18日 AFP】(記事更新、写真追加)男子ゴルフ米国ツアーメジャー第2戦、第112回全米オープン選手権(2012 US Open Championship)は17日、米カリフォルニア(California)州サンフランシスコ(San Francisco)のオリンピック・クラブ(The Olympic Club)で最終日が行われ、ウェブ・シンプソン(Webb Simpson)が通算1オーバーでメジャー初制覇を飾った。

 全米オープン2度目の出場となった26歳のシンプソンは通算3オーバーの8位タイで迎えた最終日、4バーディー、2ボギーでスコアを2ストローク伸ばし、名を連ねた有名選手を抑えて逆転優勝した。

 2位タイには通算2オーバーでマイケル・トンプソン(Michael Thompson)とグレーム・マクダウエル(Graeme McDowell)が並び、4位タイには通算3オーバーでジム・フューリック(Jim Furyk)、デビッド・トムズ(David Toms)、ジェイソン・ダフナー(Jason Dufner)、ジョン・ペターソン(John Peterson)、パドレイグ・ハリントン(Padraig Harrington)が続いた。

 メジャー大会全体では、9大会連続で優勝者が初制覇を飾り、15大会連続で異なる優勝者が栄冠を手にしており、ゴルフ界の実力伯仲ぶりが顕著になっている。

 シンプソンは「本当に神経を使う試合だった。優勝経験者の彼ら(フューリックやマクダウエル)がどんな選手か知っている。彼らはうまくやるだろうと思っていたし、上がってくると思っていた。今はこのうえなく嬉しい」とコメントした。

 米国のタイガー・ウッズ(Tiger Woods)は通算7オーバーで21位タイ、日本勢で唯一残った藤田寛之(Hiroyuki Fujita)は通算13オーバーで51位タイに終わった。(c)AFP/Allan Kelly