【6月15日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーメジャー第2戦、第112回全米オープン選手権（2012 US Open Championship）は14日、米カリフォルニア（California）州サンフランシスコ（San Francisco）のオリンピック・クラブ（The Olympic Club）で開幕し、石川遼（Ryo Ishikawa）は1オーバーの15位タイにつけた。

　初日を終えて、2007年の全米アマチュアゴルフ選手権（US Amateur Championship 2007）準優勝のマイケル・トンプソン（Michael Thompson、米国）が7バーディー、3ボギーの4アンダーで単独首位に立った。

　4年ぶり4度目の優勝を目指すタイガー・ウッズ（Tiger Woods）が首位と3打差の1アンダー2位タイと好位置につけ、同じく2位タイにはデビッド・トムズ（David Toms）、ニック・ワトニー（Nick Watney）、ジャスティン・ローズ（Justin Rose） グレアム・マクドウェル（Greame McDowell）が並んだ。

　メジャー通算14勝を誇りながらも、4月に行われた第76回マスターズ・トーナメント（The Masters Tournament 2012）では、プロ転向後に出場したマスターズで自己最低成績となる40位タイに終わったウッズだったが、4日に終わったザ・メモリアルトーナメント（The Memorial Tournament 2012）では優勝を飾っている。

　イーブンパーの7位タイには、17歳のアマチュア選手ボー・ホスラー（Beau Hossler）や、ジェイソン・ボーン（Jason Bohn）、マット・クーチャー（Matt Kuchar）、ジム・フューリック（Jim Furyk）ら米国勢をはじめ、韓国の朴宰範（J.B. Park、パク・ジェブン）、スウェーデンのロバート・カールソン（Robert Karlsson）、オーストラリアのアリステル・プレスネル（Alistair Presnell）、英国のイアン・ポールター（Ian Poulter）が続いた。

　一方、ウッズと同組だったフィル・ミケルソン（Phil Mickelson）がショットの乱れから6オーバー94位タイ、第76回マスターズ・トーナメント覇者のバッバ・ワトソン（Bubba Watson）が8オーバー125位タイと、散々な初日を過ごした。

　また、世界ランキングの上位3選手も大きく出遅れており、リー・ウェストウッド（Lee Westwood）が3オーバー40位タイ、大会連覇を狙うロリー・マキロイ（Rory McIlroy）が7オーバー109位タイ、ルーク・ドナルド（Luke Donald）が9オーバー140位タイに沈んでいる。

　そのほかの日本勢は、藤田寛之（Hiroyuki Fujita）が5オーバー74位タイ、高山忠洋（Tadahiro Takayama）が7オーバー109位タイ、谷口徹（Toru Taniguchi）が8オーバー125位タイで初日を終えている。(c)AFP