【6月20日 AFP】男子ゴルフ今季メジャー第2戦、第111回全米オープン選手権(2011 US Open Championship)は19日、米メリーランド(Maryland)州ベセスダ(Bethesda)のコングレッショナル・カントリークラブ(Congressional Country Club)で最終日が行われ、ロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)が2位に8打差をつける通算16アンダーの歴史的な記録で、メジャー初勝利を果たした。

 通算14アンダーの首位からスタートした22歳のマキロイは、最終日も4バーディー、2ボギーでスコアを2ストローク伸ばし、大会史上最小スコアで優勝を飾った。22歳での全米オープン制覇は、1923年大会を21歳で制した故ボビー・ジョーンズ(Bobby Jones)氏に次ぐ最年少記録。

 14度のメジャー制覇を誇るタイガー・ウッズ(Tiger Woods)が、1997年の第61回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 1997)で21歳にしてメジャー初制覇を遂げた時と同じように、今大会のマキロイはライバル選手たちやコースを手玉に取った。

 マキロイは、4日間のスコアを65、66、68、69と全て60台としてホールアウト。全米オープンで同記録を達成したのは、リー・ジャンセン(Lee Janzen、米国)、リー・トレビノ(Lee Trevino、米国)についで史上3人目だ。

 マキロイは、「全てが信じられないくらいに素晴らしい一週間だった。これ以上は望めない。このトロフィーを手にできて、とにかく嬉しい」と語った。

 単独2位には通算8アンダーでジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)、3位タイには通算6アンダーで梁容銀(ヤン・ヨンウン、Yong-Eun Yang、韓国)、リー・ウェストウッド(Lee Westwood、英国)、ロバート・ガリガス(Robert Garrigus、米国)、ケビン・チャペル(Kevin Chappell、米国)が並んだ。

 日本勢は、石川遼(Ryo Ishikawa)が6バーディー、3ボギーでスコアを3ストローク伸ばし通算2オーバーで30位タイ、久保谷健一(Kenichi Kuboya)は、スコアを6ストローク落として通算13オーバーの68位タイに終わった。(c)AFP