【7月12日 AFP】2013ツール・ド・フランス(2013 Tour de France)は11日、第12ステージ(フージェールからトゥール、218キロメートル)が行われ、アルゴス・シマノ(Argos-Shimano)のマルセル・キッテル(Marcel Kittel、ドイツ)がステージ優勝を飾った。

 第1ステージと第10ステージでも優勝しているキッテルはこの日、第100回目となる今大会での3度目のステージ制覇を果たした。

 キッテルのスプリントのライバルで、第10ステージでは同選手のチームメイト、トム・フィーラース(Tom Veelers、オランダ)と接触し落車させたとして批判を受けた、オメガファルマ・クイックステップ(Omega Pharma-Quick Step)のマーク・カヴェンディッシュ(Mark Cavendish、英国)は2位に入った。

 10日に行われた第11ステージの最中、道端の観衆のひとりに尿をかけられたカヴェンディッシュは、今大会まだ1度しかステージ優勝を果たしておらず、ツールでの通算ステージ勝利数を24回に留めている。

 総合では、ケニア生まれの英国人選手、スカイ(Sky Pro Cycling)のクリス・フルーム(Chris Froome)が先頭集団の1人としてゴールし、2位のモビスター・チーム(Movistar Team)のアレハンドロ・バルベルデ(Alejandro Valverde、スペイン)との3分25秒差をキープして総合首位(マイヨ・ジョーヌ)を守った。

 フルームは14日に始まるアルプス(Alps)ステージで予想されるイエロージャージを巡る死闘に向け着々と歩を進めている。

 チーム・ユーロップカー(Team Europcar)の新城幸也(Yukiya Arashiro)は落車に巻き込まれ、181位と大きく遅れてゴールしたが、不可抗力のトラブルによる救済措置が適用され、トップと同タイムとなった。総合ではフルームと59分31秒差の78位となっている。(c)AFP/Justin Davis