グライペルが第6ステージ制す、インピーがアフリカ選手初のツール総合首位
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【7月5日 AFP】2013ツール・ド・フランス(2013 Tour de France)は4日、第6ステージ(エクサン・プロヴァンスからモンペリエ、176.5キロメートル)が行われ、ロット・ベリソル・チーム(Lotto Belisol Team)のアンドレ・グライペル(Andre Greipel)がステージ優勝を飾った。
グライペルは集団スプリントの中で力を見せ、キャノンデール・プロ(Cannondale Pro)のペーター・サガン(Peter Sagan、スロバキア)、アルゴス・シマノ(Argos- Shimano)のマルセル・キッテル(Marcel Kittel、ドイツ)を抑えてステージ優勝をものにした。
前日の第5ステージで、今大会初勝利を挙げていたオメガファルマ・クイックステップ(Omega Pharma-Quick Step)のマーク・カヴェンディッシュ(Mark Cavendish、英国)は、残り34キロメートルでクラッシュに巻き込まれたものの集団に復帰し、最終的にはステージ4位に入った。
カヴェンディッシュに幾度となく優勝を阻まれ、勝利を切望していたスプリンターの1人であるグライペルは、「とても神経を使うステージだったが、離されずにいれば勝てるのはわかっていた」とコメントした。
一方で総合順位では、オリカ・グリーンエッジ・サイクリングチーム(Orica GreenEDGE Cycling Team)のダリル・インピー(Daryl Impey、南アフリカ)が、チームメイトのサイモン・ゲランス(Simon Gerrans、オーストラリア)を上回って首位(マイヨ・ジョーヌ)を奪った。
インピーはこれで、アフリカ人として初めてツール・ド・フランスの黄色のジャージをまとう選手となり、歴史に名を刻んだ。
オリカ・グリーンエッジがチームタイムトライアルを制した第4ステージから総合2位につけていたインピーは、「南アフリカの、そしてアフリカ大陸の選手として初めてイエロージャージを身に着けることを、本当に誇りに思う」とコメントした。
「100回記念のツール・ド・フランスでイエロージャージを着るなんて、夢が現実になった気分だ。歴史を作ることができて、とても興奮している。南アフリカでも、たくさんの人がすごく喜んでくれているはずだ。1日でもイエロージャージを着れたって言えるんだから、僕にとっては一生の宝物になるよ」
インピーに次いでは、3秒差でスカイ(Sky Pro Cycling)のエドヴァルド・ボアッソン(Edvald Boasson Hagen)が総合2位に、5秒差でゲランスが同3位につけている。
グリーンエッジは他にも、ミハエル・アルバジーニ(Michael Albasini、スイス)がゲランスとタイム差なしの総合4位につけた。6秒差の同5位につけるオメガファルマ・クイックステップ(Omega Pharma-Quick Step)のミハウ・クフィアトコフスキー(Michal Kwiatkowski)は、25歳以下の選手が対象となる新人賞争いでも首位に立ち、白のジャージをまとっている。
アフリカ出身で、現在は英国籍の今大会の優勝候補、スカイのクリス・フルーム(Chris Froome)は8秒差の7位につけ、総合優勝争いのライバル勢を上回っている。
チーム・ユーロップカー(Team Europcar)の新城幸也(Yukiya Arashiro)は5秒差のステージ102位となり、総合順位では3分47秒差の66位に順位を上げた。
翌5日の第7ステージはモンペリエ(Montpellier)からアルビ(Albi)の205.5キロメートルで争われる。その後の6日と7日には、今大会最初の本格的な山岳ステージとなる、ピレネー(Pyrenees)越えの第8、第9ステージが控える。(c)AFP/Justin Davis
グライペルは集団スプリントの中で力を見せ、キャノンデール・プロ(Cannondale Pro)のペーター・サガン(Peter Sagan、スロバキア)、アルゴス・シマノ(Argos- Shimano)のマルセル・キッテル(Marcel Kittel、ドイツ)を抑えてステージ優勝をものにした。
前日の第5ステージで、今大会初勝利を挙げていたオメガファルマ・クイックステップ(Omega Pharma-Quick Step)のマーク・カヴェンディッシュ(Mark Cavendish、英国)は、残り34キロメートルでクラッシュに巻き込まれたものの集団に復帰し、最終的にはステージ4位に入った。
カヴェンディッシュに幾度となく優勝を阻まれ、勝利を切望していたスプリンターの1人であるグライペルは、「とても神経を使うステージだったが、離されずにいれば勝てるのはわかっていた」とコメントした。
一方で総合順位では、オリカ・グリーンエッジ・サイクリングチーム(Orica GreenEDGE Cycling Team)のダリル・インピー(Daryl Impey、南アフリカ)が、チームメイトのサイモン・ゲランス(Simon Gerrans、オーストラリア)を上回って首位(マイヨ・ジョーヌ)を奪った。
インピーはこれで、アフリカ人として初めてツール・ド・フランスの黄色のジャージをまとう選手となり、歴史に名を刻んだ。
オリカ・グリーンエッジがチームタイムトライアルを制した第4ステージから総合2位につけていたインピーは、「南アフリカの、そしてアフリカ大陸の選手として初めてイエロージャージを身に着けることを、本当に誇りに思う」とコメントした。
「100回記念のツール・ド・フランスでイエロージャージを着るなんて、夢が現実になった気分だ。歴史を作ることができて、とても興奮している。南アフリカでも、たくさんの人がすごく喜んでくれているはずだ。1日でもイエロージャージを着れたって言えるんだから、僕にとっては一生の宝物になるよ」
インピーに次いでは、3秒差でスカイ(Sky Pro Cycling)のエドヴァルド・ボアッソン(Edvald Boasson Hagen)が総合2位に、5秒差でゲランスが同3位につけている。
グリーンエッジは他にも、ミハエル・アルバジーニ(Michael Albasini、スイス)がゲランスとタイム差なしの総合4位につけた。6秒差の同5位につけるオメガファルマ・クイックステップ(Omega Pharma-Quick Step)のミハウ・クフィアトコフスキー(Michal Kwiatkowski)は、25歳以下の選手が対象となる新人賞争いでも首位に立ち、白のジャージをまとっている。
アフリカ出身で、現在は英国籍の今大会の優勝候補、スカイのクリス・フルーム(Chris Froome)は8秒差の7位につけ、総合優勝争いのライバル勢を上回っている。
チーム・ユーロップカー(Team Europcar)の新城幸也(Yukiya Arashiro)は5秒差のステージ102位となり、総合順位では3分47秒差の66位に順位を上げた。
翌5日の第7ステージはモンペリエ(Montpellier)からアルビ(Albi)の205.5キロメートルで争われる。その後の6日と7日には、今大会最初の本格的な山岳ステージとなる、ピレネー(Pyrenees)越えの第8、第9ステージが控える。(c)AFP/Justin Davis