【5月16日 AFP】第96回ジロ・デ・イタリア(2013 Giro d'Italia)は15日、第11ステージ(タルヴィズィオからヴァヨント、182キロメートル)が行われ、ガーミン・シャープ(Garmin Sharp)のラムナス・ナヴァルダスカス(Ramunas Navardauskas、リトアニア)が4時間23分14秒で優勝を飾った。

 ナヴァルダスカスは終盤まで併走していたBMCレーシングチーム(BMC Racing Team)のダニエル・オス(Daniel Oss、イタリア)を残り5キロの急な上り坂で一気に引き離し、最後は1分8秒の差をつけてトップでゴールした。

 ニバリ、エヴァンス、スカイ(Sky Pro Cycling)のブラッドリー・ウィギンス(Bradley Wiggins、英国)らを含むメーン集団は、ナヴァルダスカスに6分弱遅れてレースを終えた。

 総合首位(マリアローザ)はアスタナ(Astana Pro Team)のヴィンセンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali、イタリア)が守っており、同2位にはBMCのカデル・エヴァンス(Cadel Evans、オーストラリア)が続いている。

 スタートから猛烈なハイペースで展開したレースは開始1時間で53.5キロメートル地点を通過し、71キロメートル地点で20人のライダーが集団から脱落した。

 序盤から残り50キロメートル地点までは、アルゴス・シマノ(Argos-Shimano)のパトリック・グレッチュ(Patrick Grestch、ドイツ)が先頭を引っ張ったが、残り30キロメートルでナヴァルダスカスとオスが仕掛けると、リードを奪われて切り離された。

 25歳のナヴァルダスカスにとっては今大会初のステージ制覇となる。(c)AFP