【5月10日 AFP】第96回ジロ・デ・イタリア(2013 Giro d'Italia)は9日、第6ステージ(モーラ・ディ・バーリからマルゲリータ・ディ・サヴォイア、169キロメートル)が行われ、オメガファルマ・クイックステップ(Omega Pharma-Quick Step)のマーク・カヴェンディッシュ(Mark Cavendish、英国)がステージ優勝を飾った。

 カヴェンディッシュはレース終盤のバンチスプリントを制し、4日に行われた第1ステージに続いて、今大会2度目のステージ制覇を果たした。

 ステージ2位にはキャノンデール・プロ(Cannondale Pro)のエリア・ヴィヴィアーニ(Elia Viviani、イタリア)、3位にはオリカ・グリーンエッジ・サイクリングチーム(Orica GreenEDGE Cycling Team)のマシューハーレー・ゴス(Matthew Harley Goss)が入った。

 ジロ・デ・イタリアでこれまで通算12度のステージ優勝を決めているカヴェンディッシュは、ゴール後「とても嬉しい。とてつもなく興奮するよ」と話した。

 一方、総合首位(マリア・ローザ)は依然、カチューシャ・チーム(Katusha Team)のルーカ・パオリーニ(Luca Paolini、イタリア)がキープしている。

 しかしパオリーニは総合優勝が有力視されておらず、優勝候補の最右翼に名を連ねる選手が接戦を繰り広げるであろう11日の第8ステージ(ガビッチェ・マーレからサルターラ、54.8キロメートル、タイムトライアル)前後には、マリア・ローザを手放すことが予想される。

 有力優勝候補のうち、現在総合順位で最上位につけているのは、31秒遅れで4位のアスタナ(Astana Pro Team)のヴィンセンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali、イタリア)。

 また、昨年大会(2012 Giro d'Italia)覇者のガーミン・シャープ(Garmin Sharp)のライダー・ヘシェダル(Ryder Hesjedal、カナダ)は34秒遅れで5位、2012ツール・ド・フランス(2012 Tour de France)チャンピオンのブラッドリー・ウィギンス(Bradley Wiggins、英国)は同タイムで6位につけている。

 2011年のツール(2011 Tour de France)で総合優勝を果たしたBMCレーシングチーム(BMC Racing Team)のカデル・エヴァンス(Cadel Evans、オーストラリア)は42秒遅れで10位となっている。(c)AFP