【5月8日 AFP】第96回ジロ・デ・イタリア(2013 Giro d'Italia)は7日、第4ステージ(ポリカストロ・ブッセンティーノからセッラ・サン・ブルーノ、246キロメートル)が行われ、バルディアーニヴァルヴォーレ・CSFイノックス(Bardiani Valvole-CSF Inox)のエンリコ・バッタリン(Enrico Battaglin、イタリア)が6時間14分19秒でジロ・デ・イタリア初ステージ優勝を果たした。

 バッタリンはこの日2つ目にして最後の上り坂をしのぎ切ると、小さな集団の中から飛び出し、スプリント勝負を制してふさわしい勝利を手にした。総合首位(マリア・ローザ)はカチューシャ・チーム(Katusha Team)のルーカ・パオリーニ(Luca Paolini、イタリア)が、合計タイム15時間18分51秒で守った。

 優勝候補に挙がっているスカイ(Sky Pro Cycling)のブラッドリー・ウィギンス(Bradley Wiggins、英国)はパオリーニから34秒遅れとタイム差を広げられ、総合順位も6位へ落とした。

 総合優勝を狙うウィギンスはトラブルに見舞われ、ライバルとのタイム差を広げられた。2012ツール・ド・フランス(2012 Tour de France)を制しているウィギンスは、ゴールまで約1キロメートルの地点で、クリスティアーノ・サレルノ(Cristian Salerno、イタリア)らの落車の影響で足止めを食らった。

 レース規則によれば、ゴールから3キロ以内でトラブルに巻き込まれた選手に対しては、通常は失ったタイムの救済措置が取られる。しかし大会委員はステージ終了後、クラッシュによってウィギンスの進行は妨げられていなかったと発表し、実際のフィニッシュタイムが適用された。(c)AFP