【8月24日 AFP】第67回ブエルタ・ア・エスパーニャ(67th Vuelta a Espana)は23日、第6ステージ(タラゴナからハカ、175.4キロメートル)が行われ、カチューシャ・チーム(Katusha Team)のホアキン・ロドリゲス(Joaquim Rodriguez、スペイン)が4時間35分22秒でステージ優勝を果たした。

 実質的に第3級山岳が連続した同ステージを制したロドリゲスと5秒差の2位にはスカイ(Sky Pro Cycling)のクリス・フルーム(Chris Froome、英国)が入り、10秒差の3位にはモビスター・チーム(Movistar Team)のアレハンドロ・バルベルデ(Alejandro Valverde、スペイン)が続いた。

 ステージ優勝はゴールラインのあるフエルテ・デル・ラピタン(Fuerte del Rapitan)へ至るラスト10キロの上り坂で決した。

 登り坂に入るとフルームのチームメイトのリゴベルト・ウラン(Rigoberto Uran、コロンビア)が非常に速いペースで集団を引っ張ったが、ロドリゲスと、ドーピングによる約2年間の出場停止処分が明けたチーム・サクソバンク(Team Saxo Bank)のアルベルト・コンタドール(Alberto Contador、スペイン)はこれに追随し、ロドリゲスはゴール直前でフルームを差しきって勝利を手にした。一方コンタドールはペースを保てずにロドリゲスと19秒差の4位に終わった。

 この結果、「プリト(Purito)」ことロドリゲスは合計タイム22時間4分32秒で総合首位の座を守った。ロドリゲスと10秒差の総合2位にはフルームが、36秒差の3位にはコンタドールがつけている。

 アルゴス・シマノ(Argos-Shimano)の土井雪広(Yukihiro Doi)はステージを108位に終え、首位と31分27秒差の総合109位となった。(c)AFP