【2月7日 AFP】スペインの自転車プロロードレース選手アルベルト・コンタドール（Alberto Contador）が6日、2010ツール・ド・フランス（2010 Tour de France）大会期間中のドーピングにより、2年間の出場停止処分を受けた。

　同大会の優勝を剥奪されたコンタドールは、処分中に開催される2012ツール・ド・フランス（2012 Tour de France）の出場が不可能となった。
　
　2010年のツール・ド・フランスで筋肉増強剤クレンブテロール（clenbuterol）の陽性反応がコンタドールから検出されたものの、スペイン自転車連盟（Spanish Cycling Federation）はクレンブテロールに汚染された肉を食べたことが原因とするコンタドールの主張を受け、2011年2月に暫定出場停止処分を撤回。

　しかし、世界反ドーピング機関（World Anti-Doping Agency、WADA）と国際自転車競技連合（International Cycling Union、UCI）はスポーツ仲裁裁判所（Court of Arbitration for Sport、CAS）に対し、裁定を不服とする申し立てを行っていた。

　CASは、「WADAおよびUCIの主張を部分的に支持し、ドーピング行為でアルベルト・コンタドールを有罪とする」と声明を出し、2011年1月25日から起算されるコンタドールの2年間の出場停止処分は、2010年から2011年までに受けていた暫定処分の期間（5ヶ月と19日）を差し引きして、2012年8月5日に終了すると発表した。

　コンタドールは、第94回ジロ・デ・イタリア（2011 Giro d'Italia）優勝を含む2011年の出場全大会での勝利も取り消されている。(c)AFP

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