【10月1日 AFP】(一部訂正)米国反ドーピング機関(United States Anti-Doping AgencyUSADA)は、9月24日に現役復帰を発表した自転車ロードレーサーのランス・アームストロング(Lance Armstrong)氏の競技者資格の認定時期に関し、国際自転車競技連合(International Cycling UnionUCI)に一任することを発表した。

 9月30日に行ったAFPの取材に対しUSADAは、USADAの薬物検査プログラムにアームストロング氏が名前を登録した2008年8月から正式に6か月間の猶予期間が開始されたことを明かした。USADAの広報担当のエリン・ハナン(Erin Hannan)氏は「競技者資格の問題についてはおのおのの競技によって規定されます。彼は8月1日から(テストの)対象リストに入っています」と語っている。

 アームストロング氏が正式に競技復帰するまでは6か月間USADAの対象リストに載る必要がある。これにより、2009年2月の初旬までアームストロング氏にはレースの出場が許可されない。しかし、アームストロング氏は、2009年1月にオーストラリアで開催される第11回ツアー・ダウンアンダー(11th Tour Down Under)への出場に向け早期復帰を望んでいる。

 ハナン氏はアームストロング氏が定期的にUSADAのチェックを受けなければならないとし、「彼は競技外検査の対象リストへの復帰を要請し、自身の所在も提出しました。事前の通告はありませんが彼は対応できるようにしていなければなりません」と語った。また、ハナン氏はアームストロング氏が既に検査を受けたか否か、また6か月の猶予期間中に受けなければならない検査の回数については分からないとしている。(c)AFP