【9月29日 AFP】(記事訂正)イタリア五輪委員会(Italian Olympic CommitteeCONI)の反ドーピング検察局は、2008ツール・ド・フランス(2008 Tour de France)期間中にイタリアの自転車ロードレーサー、リカルド・リッコ(Riccardo Ricco)の尿サンプルから血液増強剤エリスロポエチン(ErythropoietinEPO)の陽性反応が確認されたことを受けて、20か月の大会出場禁止処分を求めた。

 当初リッコは第4ステージのタイムトライアル時のドーピング検査で、禁止されているEPOの陽性反応が検出されたにもかかわらず、ドーピング行為を否定していた。しかしCONIによる尋問を受け、EPOの使用を認めた。

 また、反ドーピング検察局はリッコがドーピングを行っていたにもかかわらず多くの検査をパスしたことについて、検査の手順にも言及した。(c)AFP