【9月28日 AFP】UCIロード世界選手権(UCI Road World Championships)エリート男子ロードレースで2連覇中のパオロ・ベッティーニ(Paolo Bettini、イタリア)が、2008UCIロード世界選手権(2008 UCI Road World Championships)での同レースを最後に現役から退くことを明らかにした。

 同レースで優勝候補に挙げられている34歳のベッティーニは、感情的になりながら、28日のレースが現役最後のレースになることを明らかにした。ベッティーニは「ここ数か月のことについて思いをめぐらすことが多くあり、引退という考えが頭の中を駆けめぐっていた。そして静かに自身のキャリアを終わらせることにした」と語った。

 ベッティーニは、多くのクラシックレース(ワンデイレースの中で格式の高いもの)制覇に加え、ツール・ド・フランス(Tour de France)、ジロ・デ・イタリア(Giro d'Italia)、ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana)のグランツール全てでステージ優勝を飾るなど、過去10年で最も成功したワンデイレーサーの1人となった。

 ベッティーニは最近になり、所属するクイックステップ(Quick Step)との契約交渉のこじれから、引退の可能性をほのめかしていた。(c)AFP