【7月4日 AFP】2008ツール・ド・フランス(2008 Tour de France)開幕を5日に控えた3日、同大会に出場するバルロワールド(Barloworld)のロバート・ハンター(Robert Hunter、南アフリカ)に対し、出産を終えた夫人と誕生した赤ちゃんに会うために、大会会場を離れる特別許可が下りた。

 3日に行なわれた大会前のドーピング規制をパスした後でClaudia夫人の出産の報告を聞いたハンターは、直ぐにでもスイスへと戻りたかったという。

 通常、出場者は大会を離れることは許可されないが、フランス反ドーピング機関(Agence Francaise de Lutte contre le DopageAFLD)は今回の事情に対し、例外とすることを決定した。

 AFPの取材に対しツール・ド・フランスの審判長Joel Menard氏は、「我々が彼と連絡をとる必要がある場合に備え、彼は我々に電話番号を残しました。また、我々は彼が遅くとも金曜日の朝に帰らなければならないことを彼に伝えました」と語った。(c)AFP