【10月24日 AFP】2007ツール・ド・フランス(2007 Tour de France)で総合優勝を果たしたアルベルト・コンタドール(Alberto Contador、スペイン)の代理人は23日、コンタドールがアスタナ(Astana)と2年契約を結ぶことを明らかにした。

 同選手の代理人は声明で「アルベルト・コンタドールとアスタナのゼネラルマネージャーに就任す予定のヨハン・ブリュイネール(Johan Bruyneel)氏は、完全に編成を再構築したチームを牽引することを目的として合意に達した」と発表した。

 コンタドールとブリュイネール氏は、2007年シーズン限りで活動を停止するディスカバリーチャンネル・プロサイクリングチーム(Discovery Channel Pro Cycling Team)の一員だった。

 アスタナは一連のドーピングスキャンダルにより2007ツール・ド・フランスからの撤退を余儀なくされ、また第62回ブエルタ・ア・エスパーニャ(62nd Vuelta a Espana)には参戦することができなかった。2007ツール・ド・フランスの大会期間中に行われた血液ドーピング検査で陽性反応が検出されたアレクサンドル・ヴィノクロフ(Alexandre Vinokourov、カザフスタン)をはじめ、アンドレイ・カシェチキン(Andrey Kashechkin、カザフスタン)とティアス・ケスラー(Matthias Kessler、ドイツ)がドーピング検査に不合格となるなど、2007シーズンのアスタナはドーピング問題で大きな混乱に陥っていた。

 コンタドールの代理人はアスタナが多くの変化を遂げているとし、現在はアラン・ガロパン(Alain Gallopin)氏とヴィアチェスラフ・エキモフ(Viatcheslav Ekimov)氏がチームの陣頭指揮を執っていることを明らかにしている。

 コンタドールは以前スペインのスポーツ紙「マルカ(Marca)」に対し「新生アスタナは過去のチームと無関係であることは明らか」と語っていた。(c)AFP