【7月16日 AFP】2007ツール・ド・フランス(2007 Tour de France)、第8ステージ(グランボルナンからティーニュ、165キロメートル)。チームCSC(Team CSC)のスチュアート・オグレディ(Stuart O’Grady、オーストラリア)は、レース途中の落車に巻き込まれて負傷しリタイアに終わった。

 オグレディは、平均時速60キロメートルを超えるスピードで先頭集団をリードしていたT-モバイルチーム(T-Mobile Team)のマイケル・ロジャース(Michael Rogers、オーストラリア)がロスラン峠の下りで突如ブレーキをかけたことにより生じた落車に巻き込まれ負傷し、背中の負傷を訴え直後に病院に運ばれたが、大会ドクターは、「オグレディは背中に痛みを訴えているが骨折はしていないと思う」と語っている。

 なお、イエロージャージの最右翼と目されていたロジャースもこの落車で腕と膝を負傷してリタイアを余儀なくされている。

 4月に開催された第105回パリ・ルーベ(105th Paris Roubaix)を制しているオグレディは、今大会ではチームメイトのカルロス・サストレ(Carlos Sastre、スペイン)のサポートライダーの一人としてレースに臨んでいた。

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