T-モバイルの前身テレコム チーム主導でドーピングの可能性
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【5月22日 AFP】1997年ツール・ド・フランス(Tour de France)王者ヤン・ウルリッヒ(Jan Ullrich、ドイツ)のドーピング疑惑を調査していたBritta Bannenberg氏は25日、T-モバイル(T-Mobile)の前身であるテレコム(Telekom)ではチーム主導でEPOによるドーピングが行われていた可能性があることを明らかにした。
Bannenberg氏はテレビ放送で「チームの主導でドーピングが行われていたと思われるので、個人の不正に関して話題にすることは難しい」と語り、ボンの捜査当局は「我々は当初、T-モバイルのディレクターがドーピングに関係していないと思っていたが、真実を明らかにするための再調査を開始した」と説明した。
■テレコム所属選手のドーピング告白
また、24日にはチームミルラム(Team Milram)のエリック・ツァベル(Erik Zabel、ドイツ)とメイトロルフ・アルダグ(Rolf Aldag)氏が記者会見を開き、ドーピング疑惑で2月に引退したウルリッヒとチームメイトだったテレコム所属時代に禁止薬物に指定されているエリスロポエチン(Erythropoietin:EPO)を使用していたことを明らかにしている。
またツァベルの元チームメイトで現在T-モバイルのスポーツディレクターを務めるアルダグ氏も「1994年に何人かのチームメイトと当時自転車競技で起こっていたことを話し合った末、ドーピングを行うことを決めて95年にはEPOを使い始めた。以前はドーピングを否定したが、私はメディアに対して嘘をついた。申し訳ないと思っている」と語り、1995年から2002年の間にドーピングを行っていたことを認めるなど、 2人がドーピングを告白したことで自転車競技における疑惑はますます深まっている。(c)AFP
Bannenberg氏はテレビ放送で「チームの主導でドーピングが行われていたと思われるので、個人の不正に関して話題にすることは難しい」と語り、ボンの捜査当局は「我々は当初、T-モバイルのディレクターがドーピングに関係していないと思っていたが、真実を明らかにするための再調査を開始した」と説明した。
■テレコム所属選手のドーピング告白
また、24日にはチームミルラム(Team Milram)のエリック・ツァベル(Erik Zabel、ドイツ)とメイトロルフ・アルダグ(Rolf Aldag)氏が記者会見を開き、ドーピング疑惑で2月に引退したウルリッヒとチームメイトだったテレコム所属時代に禁止薬物に指定されているエリスロポエチン(Erythropoietin:EPO)を使用していたことを明らかにしている。
またツァベルの元チームメイトで現在T-モバイルのスポーツディレクターを務めるアルダグ氏も「1994年に何人かのチームメイトと当時自転車競技で起こっていたことを話し合った末、ドーピングを行うことを決めて95年にはEPOを使い始めた。以前はドーピングを否定したが、私はメディアに対して嘘をついた。申し訳ないと思っている」と語り、1995年から2002年の間にドーピングを行っていたことを認めるなど、 2人がドーピングを告白したことで自転車競技における疑惑はますます深まっている。(c)AFP