【8月13日 AFP】北京五輪の開会式で少女の歌が実は「口パク」だった問題で13日、北京五輪組織委員会(Beijing Olympic Organizing Committee)の王偉(Wang Wei)執行副会長は、開会式の制作担当者らが芸術的な判断で行ったことであり、また、倫理に反しているとは考えていないと述べ、「何も間違ったことはしていない」との見解を示した。

 また、国際オリンピック委員会(International Olympic CommitteeIOC)のジルベール・フェリ(Gilbert Felli)五輪統括部長も、同問題について、五輪予選で活躍した選手が本選で選手枠から外されるのと同様だとして、画面映えのする身代わりを使用したことを擁護し、「歌手と歌声の両方が最高峰でなければならない」と述べた。

 楊沛宜(Yang Peiyi)ちゃんの両親は娘にどう説明すればよいのかとの質問に対して、フェリ氏は、「それがスポーツ、それが人生」と述べた。(c)AFP/Guy Newey