【7月4日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)からフリーエージェント(FA)になり、その動向に注目が集まっていたドワイト・ハワード(Dwight Howard)が5日、ヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)に移籍することを明らかにした。

 過去に最優秀守備選手に輝いているハワードは、自身のツイッター(Twitter)で「ヒューストン・ロケッツのメンバーになると決めた。自分にとって最高の場所だと思っている。ロケッツ加入にワクワクしているし、素晴らしいシーズンが送れることをとても楽しみにしている」とコメントした。

 また、米メディアに移籍間近と報じられていたハワードは、「ロサンゼルスのファンには感謝しているし、レイカーズの成功を祈っている」と述べ、ロケッツの赤いユニホーム姿の写真も公開した。

 USAトゥデー(USA Today)は、7度のNBAオールスター出場を誇るハワードの契約は4年8800万ドル(約89億円)になると報じている。

■期待外れに終わったハワード、レイカーズを1年で退団

 レイカーズは2012年8月に12選手が絡んだ4チーム間のトレードでオーランド・マジック(Orlando Magic)からハワードを獲得した。

 ハワードはマジックに在籍中の2009年から2011年まで、3年連続で最優秀守備選手賞に選出されており、2008-09シーズンにはチームをNBAファイナルまで導いたが、そのシリーズでレイカーズに敗れた。

 その後、マジックに失望したハワードは、チームに対してトレードを要求していた。

 2012年4月に椎間板ヘルニアの手術を受けたハワードは、シーズンオフをリハビリに費やしてレイカーズに加入したが、右肩を痛めたことでチームへの合流はさらに遅れていた。

 ハワードはロケッツで、オールスター選手のジェームス・ハーデン(James Harden)をはじめ、ジェレミー・リン(Jeremy Lin)、チャンドラー・パーソンズ(Chandler Parsons)、オマール・アジク(Omer Asik)らとともにプレーすることになる。

 12-13シーズンのロケッツは、プレーオフ1回戦で第1シードのオクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)と対戦し、2勝4敗で敗退した。(c)AFP