【6月19日 AFP】12-13NBAファイナル(7回戦制)は18日、第6戦が行われ、マイアミ・ヒート(Miami Heat)がオーバータイムの末に103-100でサンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)に勝利し、対戦成績を3勝3敗とした。

 ヒートは第4クオーター残り28秒から5点差を追いついくと、持ち込んだオーバータイムの残り1分43秒でレブロン・ジェームズ(LeBron James)がジャンプシュートを決め逆転。その後レイ・アレン(Ray Allen)が勝利を決定づけるフリースローを2本沈めて接戦を制し、決着は第7戦に持ち込まれることとなった。

 ジェームズは32得点中18得点を第4クオーター以降に決め、第3クオーター終盤までに13点差をつけられたヒートの盛り返しに大きく貢献した。

 マリオ・チャルマーズ(Mario Chalmers)が20得点、クリス・ボッシュ(Chris Bosh)が10得点11リバウンド2ブロックを記録したヒートは、今季のプレーオフでは、敗戦の後は7戦全勝と連敗がない。ヒートは16日にサンアントニオ(San Antonio)で行われた第5戦には敗れていた。

 ティム・ダンカン(Tim Duncan)が30得点17リバウンド、カウィ・レナード(Kawhi Leonard)が22得点11リバウンドを挙げたスパーズは、2007年に若きジェームズに牽引されたクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)を下し、NBAファイナルを制している。

 その時以来となるチーム史上5度目のファイナル制覇へ前進しているかに見えたスパーズは、終盤に歯車が狂い、最終クオーター開始時点で手にしていた10点差を守り切れなかった。

 ヒートは試合終了5秒前、ベテランのアレンが3ポイントシュートを決めて95-95の同点に追いついた。スパーズにもその後勝利をつかむチャンスがあったが、トニー・パーカー(Tony Parker)が試合終了のブザーとともに放ったシュートはエアボールとなった。

 第7戦は、20日にマイアミ(Miami)で行われる。(c)AFP