【6月10日 AFP】12-13NBAファイナル(7回戦制)は9日、第2戦が行われ、マイアミ・ヒート(Miami Heat)が103-84でサンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)に勝利し、対戦成績を1勝1敗とした。

 マリオ・チャルマース(Mario Chalmers)がゲームハイとなる19得点、レブロン・ジェームズ(LeBron James)が17得点7アシストを記録し、ヒートの勝利に貢献した。

 第3クオーター終盤、ヒートは14得点を挙げる間に失点を3に抑え、それまで拮抗していた両チームに水をあけた。得点差を2桁にして迎えた第4クオーターには主導権を握ったヒートがさらにリードを広げ、スパーズとの対戦成績を五分に戻した。

 本拠地で迎えた初戦でヒートは88-92とスパーズに先勝を許し、ジェームスはこの試合でわずか18得点にとどまった。チームは第2戦でスパーズを下し、ジェームスは17得点のうち9得点を最終クオーターに集めたが、またしても今季ポストシーズンの自己最少得点に終わった。

 ヒートは他にクリス・ボッシュ(Chris Bosh)が13得点10リバウンド、ベテランのレイ・アレン(Ray Allen)が途中出場で13得点を挙げた。1月初旬から連敗がないヒートは、ホームゲームだけを見るとシーズンを通して連敗していない。

 プレーオフにおける敵地での通算成績が7勝2敗となったスパーズは、ダニー・グリーン(Danny Green)がスリーポイントシュート5本をすべて成功させるなど17得点を挙げたが、ティム・ダンカンはわずか9得点11リバウンドと封じ込められた。

 ヒートは第3クオーターの終わりにかけてスパーズを一気に引き離した、最終クオーターを75-65で迎えている。後半はのスコアは53-39とヒートが圧倒した。

 一方のスパーズは第1戦は4回だったターンオーバーをこの試合は16回許した。チームの起爆剤として第1戦では21得点を挙げたトニー・パーカー(Tony Parker)が、チーム最多となる5回のターンオーバーを喫した。

 11日の第3戦から3試合はスパーズの本拠地、テキサス(Texas)州サンアントニオ(San Antonio)に舞台を移して行われる。(c)AFP/Greg Heakes